太宰とドラゴンと虫とおじさんとの出会い【7月17日前編】
こんばんは!
たぁさんです!
今回は平成29年7月15日~5月17日に旅出した時の7月17日前編のこと。
さぁさぁ,道の駅でしっかり寝たことだし,朝風呂でもするか。
検索すると,20分ぐらい先に新山根温泉「べっぴんの湯」とところがヒットしたので,そこに入浴しに行くことに。
ぶ~んと行くこと20分ぐらい。着いた!
これが,「べっぴんの湯」か。なんともシンプルな作りの建物。
早速入浴することに!ちなみにここは東北一の強アルカリの温泉があるらしい。
やはり私は雨と無縁! ← 昨日は降ったがw
良い天気だなぁとMをそっちのけにして一人露天風呂を楽しんでいると・・・
グラサンをかけたセミロングのおじさんが入ってきた。そしてナイスガイの外人も。
するとおじさんが,私に話しかけてくるのである。
おじさん「ねぇ君は岩手の人?」
私「いえ,宮城から来ました。」
おじさん「ほぉ,私も宮城によく行くよ。」
私「へぇ、仙台にですか?」
おじさん「そうだよ。ところで君の人生は楽しいかい?」
私「楽しいとは言い難いですね,ですがもう少し楽しく過ごせるように考えてはいます。人生楽しいですか?」
おじさん「楽しい!本当に楽しい人生!君が何となく暗い顔しているからこの質問してみた。私はね,岩手にあるスーパーの経営と趣味でワイン屋を経営しているのよ。」
私「えっ,そうなんですか?何か経営するきっかけってあったんですか?」
おじさん「きっかけ?今の嫁さんを追っかけたのがきっかけよ。」
私「追っかけがきっかけですか?」
おじさん「そう,私はもともと千葉県出身なんだけど,県内で会社員をしていてね,今の嫁と付き合っていたんだけども,嫁が岩手出身なの。んで,嫁の実家ではスーパーを経営していたので,いずれ嫁が継ぐことになっていたの。それで,嫁が岩手に帰るってことになったんだけどさ,今の嫁が好きすぎて千葉の会社辞めて,岩手までついてきちゃったの(笑)。結局ついてきたらついてきたで,嫁の実家のスーパーを継ぐことになってね,正直辛いことはあったけど,やっぱりその辛いことがあって今の人生だよね。」
すごい好きな人のために違う世界に飛び込むなんて,すごい覚悟だなと思う反面,羨ましさがあった。
おじさん「だから,君も楽しめる何かを見つけられればいいね。ちなみにこの子はイタリアから来たホームステイの子だよ。せっかく来たので岩手県の温泉を案内してた。」
するともう一人おじさんが入ってきたので,入ってきたので岩手県と言えばどこが観光スポットなのかで盛り上がった。ちなみに浄土ヶ浜をもの凄い勢いでおすすめされた。
お風呂から上がり,脱衣所に行くととあの経営者のおじさんがいたので思わず。
私「人生楽しむためにはどうしたら良いんですかね?正直,仕事転職考えています。」
私もおじさんもタオル一丁の状態だ(笑)
おじさん「一つ言えるのは,利害関係の付き合いは辞めた方が良いね。良いことがない。でも,今日話した感じだと君はなかなか良い男に感じたので,きっと自分らしい道を見つけることができるんじゃないかな,頑張ってね!」
利害関係の付き合い辞めた方が良いかぁ~,利害関係に何か思うことがあるのかなとか考えてみた。
たしかに上っ面な付き合いは本当に疲れる。上司に対して礼儀はかなりきっちりしなければいけないし,お客様に対しては言いなりな部分もある。イエスマンの私にはなかなか向いていない仕事なのかもしれない。(職種は控えさせてください。)
温泉の駐車場でまたおじさんに会う。お互いに礼をして別れた。ちなみにおじさんはベンツに乗っていたので,きっと経営は成功しているのだろう。
正直,おじさんの名前・・・聞いておけば良かったなぁ。
(7月17日後編に続く)